チカチカ知覚
「見る」とはどういうことか―脳と心の関係をさぐる (DOJIN選書 7)
- 作者: 藤田一郎
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2007/05/20
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 35回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
見たままが意識にのぼるわけでもないよと。
左視野が右脳で左目が右脳とゆうわけでない。
錯視画像みるとそれに属した感受性のあるニューロンが刺激を受けてる感が自分的に脳にビンビンくる気がしてきました。
錯視画像もっと観たい。
観察者がいなければこの地球に降り注ぐ光も単なる波長に過ぎないよ。
なんとも寂しい世界だよと。脳内の補完があってよかったよと。
私たちは物事をポジティブに捉えたり、ネガティブに捉えたりという感情の間を、しょっちゅう行ったり来たりしている。ペティグルーの考えによれば、その行き来のスピードが十分に速ければ、安定した精神状態を保つことができるのだが、それがゆっくりになると、ある時には物事を肯定的に捉える時期が続き、別の時は物事を否定的に捉える時期が続く。すなわち、躁うつ病である。この精神状態の交替を担っている神経メカニズムと、錯視図形や両眼視野闘争刺激を見たときに起きる知覚交替の神経メカニズムに共通基盤があるならば、知覚交替のスピードを測ることで、躁うつ病やうつ病のスクリーニングや潜在的危険性の予測が出来るかもしれない。